前回の記事
前回の記事では土地や島は移動させることができるかもしれないという話をしました。昔の世界は今と少し違った地形をしていたのかもしれません。昔に描かれた世界地図は今と違うところがたくさんありますが、当時の測量技術が低かったとはいえ、意外と間違っていない箇所があるのかもしれません。私がそう思った一例をこれからご紹介します。
MY TOSCANA TOURというサイトにあるブログでファルネーゼ宮殿の世界地図の部屋を紹介しているページがあるのですが、短い記事なので以下のリンクからどうぞ。
https://mytoscanatour.com/2017/04/11/saladelmappamondo/
上図が見ていただきたい地図なのですが、よく見ると日本列島と朝鮮半島が見当たりません。MY TOSCANA TOURの筆者さんはカムチャッカ半島にGIAPANと書いてあるのを見て、地図の製作者が日本の場所を勘違いしたのだろうと推測しておられますが、私は昔の地形は本当にこの地図の通りだったのではないかと疑っています。この地図から私が推測した可能性は以下の二つです。
1.昔はカムチャッカ半島の場所に日本列島があった。
2.昔はカムチャッカ半島がGIAPANと呼ばれていて、日本列島はなかった。
MY TOSCANA TOURの筆者さんは1番の可能性を考えていますが、私は2番の可能性を考えています。というのもこの地図は全体的にかなり完成度が高いにも関わらず、日本列島と朝鮮半島がないということは、やはり昔は日本列島がなかったと考える方が自然だからです。したがって日本列島は昔のどこかで人工的に造られた可能性があることになります。
一般的に日本列島は(神話扱いはされていますが)イザナギ・イザナミの「国生み」によってできたことになっており、これまでの考察を加味すると「国生み」は比喩表現は使っているものの、大きな流れとしてはガチな物語なのではないかと考えられます。実際に日本の衛星写真を見てみると、日本列島に走る中央構造線のところは明らかに無理やり陸地を繋げた形跡があります(イザナギが「矛」を使って切った跡なのでしょうか?)。
出口王仁三郎は日本列島は世界の雛形であると主張していましたが、「国生み」のときイザナギ・イザナミが意図的に日本列島を世界の雛形として造ったのかもしれません。
上の地図を見ていただくと確かに世界と日本は形が似ていると言えなくもないことが分かります。出口王仁三郎は以下のように世界と日本列島を対比させました。
・ユーラシア大陸:本州
・アフリカ大陸:九州
・オーストラリア大陸:四国
・北アメリカ大陸:北海道
・南アメリカ大陸:台湾
個人的な意見としては、南アメリカ大陸は樺太(もしくは朝鮮半島?)の方がしっくりくるのですが、これは各人の見方の問題でしょう。イザナギ・イザナミが日本を世界の雛形として造った理由は分かりませんが、もしかすると何か大きな意味があったのかもしれません。
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