ZL-P DISCOVERY

隠されているもので、あらわにならないものはない

【隠されたエネルギー(1)】リアルファイナルファンタジー7

 ファイナルファンタジー7(以下FF7と表記)というゲームがあります。1997年に発売されたゲームで、ファイナルファンタジーシリーズの中でも屈指の人気を誇っています。

f:id:ZL-P:20220223153844j:plain

2020年にはリメイク版も発売されたFF7

 このゲームでは星の中を生命エネルギーが循環していることになっています。その流れを「ライフストリーム」と呼ぶのですが、ライフストリームから生命エネルギーを吸い上げ、人間が使い易いように加工・販売して巨額の利益を得ている神羅カンパニーという企業が登場します。私はよくこんな設定を思いつくことができたなと昔から思っていました。しかしダーリン・イン・ザ・フランキス(以下ダリフラと表記)というアニメを見たとき、今まで漠然と覚えていたこのFF7の設定が急に頭の中で私に何かを訴えかけてきたのです。

f:id:ZL-P:20220223161509j:plain

マグマ燃料を消費することにより機能する内部都市
(アニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」より)

 ダリフラではマグマ燃料というものが登場します。マグマ燃料とは、昔の叫竜(恐竜)たちが生命エネルギーとなり地下を流れているのですが、それを吸い上げて活用する燃料の事で、地下から生命エネルギーを吸い上げるという点がFF7と被ります。1つの作品で使われている設定であれば、脚本家の独創として片づけることができますが、2つの作品で似た設定が使われているとなると、それはもう独創ではなく、元ネタが存在することを意味します。

 思い返してみると昔からネット上ではFF7の魔晄炉は原子炉をモデルにしてるのではないかと言われてきました。そして次第に私は「原子力発電所は地下に流れるライフストリームを利用して発電しているのではないか」と考えるようになったのです。資源エネルギー庁が公表しているPDF(https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/001/pdf/001_02_002.pdf)によると、原子力発電所は燃料棒を利用して発生させた蒸気でタービンを回して発電しているとされています。しかし蒸気の発生元が燃料棒ではなくライフストリームだとすれば、原子力発電というのは地熱発電と同様にマグマからの蒸気で発電しているということになります。しかしそうなると燃料棒というのは一体何なのかという疑問が出てきますが、今のところ私はそれを「生命エネルギーをチャージするための入れ物」ではないかと推測しています。

 ところで石油の起源は恐竜とする説が一般的ですが、これはマグマ燃料の設定と被っており、そのことからマグマ燃料は石油の元となるものなのではないかという仮説が出てきます。さらにこの仮説を推し進めていくと、原子力発電所というのは人工石油生産所である可能性が浮上してきます。

f:id:ZL-P:20220223165452j:plain

FF7リメイクにおける魔晄炉の内部
下に広がる魔晄プールが原油に見えなくもない

 つまり人類は原子力エネルギーを発見したというよりはむしろ、掘り出すよりもさらに効率よく石油を手に入れる方法を発見したということなのかもしれません。ダリフラではマグマ燃料の枯渇によりその地域が砂漠化してしまうという設定がありますが(FF7にも似たような設定があります)、この事からライフストリームを流れている生命エネルギーは植物を成長させている何かであるという事になります。確かにこの世界で石油が大量に掘られていた場所(主に中東)には砂漠が広がっており、植物も育ちにくい環境となっています。

 

 ここでミタール・タラビッチの予言書に触れておきたいと思います。これは19世紀のセルビアで生きていたミタール・タラビッチという人物の予言を書き残したものなのですが、その中にもライフストリームに言及したと思われる箇所があります。以下に該当すると思われる部分を抜粋します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 人間は地中深くに井戸を堀り、彼らに光とスピードと動力を与える金を掘り出す。そして、地球は悲しみの涙を流すのだ。なぜなら、地中ではなく地球の表面にこそ金と光が存在するからだ。地球は、自らに開けられたこの傷口のために苦しむだろう。人々は畑で働くのではなく、正しい場所や間違った場所などあらゆる場所を掘削する。だが、本物のエネルギー源は自らの周囲にある。エネルギー源は「見えないの?あなたの周囲にある。私をとって」などと言うことはできない。長い年月がたってからやっと人間はこのエネルギー源の存在を思い出し、地中に多くの穴を開けたことがいかに馬鹿げていたのか後悔するようになる。このエネルギー源は人間の中にも存在しているが、それを発見し取り出すには長い歳月がかかる。だから人間は、自分自身の本来の姿を知ることなく、長い年月を生きるのだ。高い教育を受けた人々が現れる。彼らは本を通して多くのことを考え、自分たちがなんでもできると思い込む。彼らの存在は、人間が自分自身の真の姿に気づくことの大きな障害になる。だが、人間が一度この気づきを得ると、こうした教育ある人々の言葉に聞き入っていた自分自身がいかに大きな錯覚に陥っていたのか自覚するようになる。この本来の知識はあまりに単純なので、これをもっと早く発見しなかったことを後悔する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 この預言の中で「地中深くにエネルギー源があり、人類がそれを吸い上げて地球が悲しみの涙を流す」というところはFF7で言及されている設定にかなり似ています。

youtu.be

 上の動画はFF7リメイクの登場キャラクターが「星が悲鳴をあげている」と主張する場面です。もしかしたらこの世界はリアルファイナルファンタジー7なのかもしれません。

 

次回の記事

zl-p.hatenablog.com