前回の記事
zl-p.hatenablog.com 前回の記事で日本史は基本的に源平合戦の繰り返しであり、その中心には天皇の存在があったのではないかという仮説を論じました。ということで早速天皇についての考察をしたいところではあるのですが、その前にもう一つの日本史すなわち朝鮮史についても考察しておきたいと思います。というのも日本列島と朝鮮半島は隣り合っているので必然的に日本史と朝鮮史は密接に連動していたと考えられますし、そもそも私は日本と朝鮮はかつて一つの国家であったと考えているので尚更朝鮮史を考察しないと日本史に対して理解を深めることができないと思っているからです(したがってネトウヨの方々は発狂しかねないので本記事は読まれない方が良いでしょう)。
私が日本と朝鮮を同一視する理由については過去記事【隠され、そして現れる島々 カテゴリーの記事一覧 - ZL-P DISCOVERY】を参照して頂きたいのですが、内容を簡単に述べておくと私は日本列島と朝鮮半島は人工的に造られたと考えており、日本人と朝鮮人は共に古代イスラエル人であったと推測しています。ただし地理的に中国にかなり近いため、現在では漢民族等とそれなりに混血していると考えられるので全ての日本人/朝鮮人が純粋な古代イスラエル人ではないとは思いますが。
又、日本語と韓国語は語順が似ていると聞いたことがありますが、このことからも日本人と朝鮮人のベースが同じであることが伺えます。ただし発音などはかなり違っているようで、例えば過去に韓国人と英語で話していたときFをPとして発音するので意思疎通が上手くいかなかったことがありました(まあ日本人もLをRとして発音してしまうのでお互い様ですが)。
私が朝鮮人を元イスラエル人であると考える根拠の一つはサムスンという企業の存在です。
サムスンすなわちサムソンとは、旧約聖書の士師記に登場する士師の一人で簡単に説明するとめちゃくちゃ強かった人です。彼はイスラエル民族のダン族出身の男で、当時イスラエルを苦しめていたペリシテ人との戦いで活躍しますが、女好きである性格が災いして捕えられ酷い仕打ちを受けることになり、最後は多くのペリシテ人たちと共に心中しました。
朝鮮の人たちが韓国を代表する企業を彼らにとって英雄的な存在であるはずのサムスン(サムソン)と名付けたことが、彼らがダン族(古代イスラエル人)であるとする根拠の一つとなります。昔この考えが思い浮かんだ時にネットで検索して調べてみたことがあるのですが、やはり同じように論じていたブログがあったので考えることはみんな一緒のようです。
ではなぜダン族は朝鮮半島に住んでいるのでしょうか?それはダン族が他の部族より強かったからではないかと私は推測しています。そしてさらにここから私の妄想は加速していくのですが、イザナギ・イザナミが日本列島を造るとき次のようなことを考えたのではないでしょうか。すなわち「大陸から逃れるために周りが海に囲まれた島々を造りたいが、大陸との交易を容易にするために架け橋となる半島も造っておきたい。しかしそうなると半島を利用して日本列島に攻められるかもしれないので、一番強い部族をこの半島に住まわせておこう」と。
日本列島と朝鮮半島のどちらが先に造られたのかは分かりませんが、日本列島が先であればダン族は前線に送り込まれたことになり、朝鮮半島が先だった場合はダン族は殿(しんがり)を務めさせられたことになるので、どちらにせよあまり他の部族のことを良く思っていなかった可能性はあります。とはいえ実際に古代朝鮮半島に存在していた高句麗は何度も大陸からの猛攻に耐えており、大陸から日本列島への侵攻に対する防波堤のような役割を果たしていました。
しかしそんな高句麗も唐と新羅が同盟したことにより挟み撃ちにされ滅んでしまいました。高句麗や百済が滅ぶ前に日本(倭国)が大量の援軍を送ったのも日本が朝鮮半島を自国であると考えていたとすると説明がつきます。朝鮮半島統一を果たした新羅ですがその後は唐と対立関係になり、さらに百済や高句麗も復活してきて最終的に高句麗を継承したとされる高羅に滅ぼされました。その後高羅はモンゴル帝国「元」の影響下に入り日本を攻める側になってしまいます。元が弱体化すると再び高羅が権力を取り戻しますが程なくして高羅は李氏朝鮮に滅ぼされました。この一連の流れから元(源氏)に攻撃された高羅は平氏、高羅を滅ぼした李氏朝鮮は源氏であると推測することができます。以上のストーリーをヒントに日本と朝鮮の各時代の源平の優勢状況を予想してリスト化したものが以下となります。
日本:飛鳥時代(平氏?)ー朝鮮:三国時代_高句麗/百済/新羅(平氏)
日本:鎌倉時代(源氏)ー朝鮮:元(源氏)
日本:江戸時代(源氏)ー朝鮮:李氏朝鮮(源氏)
日本:戦後(源氏)ー朝鮮:南北分裂_韓国/北朝鮮(源氏)
このリストにおける日本と朝鮮の時間軸は完全に一致しているわけではなく、場合によってはかなりのタイムラグはあるものの、流れとしては大体こんな感じになるのではないかと思います。一点補足しておくと三国時代で一番勢力が大きかったのは高句麗だったので三国時代は平氏優勢としました。
こうして俯瞰してみると高羅の時代までは朝鮮半島にいたダン族たちは日本の防衛のためにかなり尽力してくれていたように感じます。しかし元に支配された時は逆に日本侵攻を手伝っており、それ以降は日本側が朝鮮半島を取り戻そうと足掻いていたようにも見えます。秀吉が朝鮮半島に侵攻したとか大日本帝国が朝鮮半島を併合したと教科書では教わりますが、当時の人たちは朝鮮半島を侵略したとは考えておらず、むしろ逆に取り返したという意識を持っていたのかもしれません。そして今も国内には日本と朝鮮半島を一つにしようと暗躍している勢力がいると聞きますが、もしかしたら彼らは平氏の子孫たちなのかもしれません。
この記事を書いている時点では朝鮮半島は韓国と北朝鮮に分かれており、国旗の色的に考えると韓国が源氏、北朝鮮が平氏であるように見えます。そして上のリストでは韓国の方が現時点では経済的に強いため戦後は源氏優勢としています。ついでに韓国国内や北朝鮮国内においても源平は激しく争っているようで、特に韓国においては大統領が変わる度に前政権が徹底的に攻撃されるという慣行が繰り返されています。
ところで朝鮮半島が二つの国に分かれている状態を見ていると私には切断された髪のように見えて仕方がありません。つまり「サムソンの髪は切られてしまっている」ように見えるのです。
旧約聖書の中で髪を切られたサムソンが強さを失ったことによってペリシテ人たちに酷い目にあわされたのと同じように、38度線付近で朝鮮半島が区切られてから朝鮮戦争の勃発などにより朝鮮半島の人々は酷い目に遭ってきました。これはダン族にとっては大変な屈辱だったでしょう。
そういえば韓国語では21と統一の読みが似ているので、統一を切望している勢力の企業名には21が入っているという噂を聞いたことがあります。21(イシビル)と統一(トンイル)は似ていませんが、調べてみると2を固有語、1を漢数詞で読むと「トウイル」になるらしいです。トンイルとトウイルが似ていると捉えるかは各人の判断に委ねられますが、いずれにせよサムソンの髪を再び元に戻したいと思っている勢力がいることは確かなはずです。かつて世界最強の男を輩出したダン族の末裔たちは果たしてもう一度長い髪を取り戻し、彼らの地を分割したペリシテ人の末裔たち(?)に相応の対価を支払わせることができるのでしょうか?
ついでに旧約聖書の時代の話をしておくと、私はイスラエル王国がソロモン死後の紀元前930年頃に北イスラエル王国とユダ王国に分裂した流れがそのまま源平合戦に繋がっていると考えています。この2国のその後を簡単に解説しておくと、北イスラエル王国は紀元前722年にアッシリアに滅ぼされ10支族が「失われました」。そしてユダ王国も紀元前586年にバビロニアに滅ぼされてユダヤ人たちはバビロン捕囚状態となりました。バビロニアが滅んだ後にユダヤ人たちはイスラエルの地に帰還するもしばらくしてローマ帝国に支配され、最終的に1世紀から2世紀にかけてローマ帝国に反乱を起こしたことにより滅ぼされてしまいます。私が【隠され、そして現れる島々 カテゴリーの記事一覧 - ZL-P DISCOVERY】において考察した日ユ同祖論はユダ王国だけを考慮しており、北イスラエル王国のことは考慮していませんでしたが、この北イスラエル王国とユダ王国の滅亡のタイムラグを加味して考察することでまた新しい仮説が出てくるのかもしれません。
最後に旧約聖書の話をもう一つしておくと、創世記にはヤコブが息子たちへ語った予言があり、ダンに対しては次のように語られています。「ダンはおのれの民をさばくであろう、イスラエルのほかの部族のように。ダンは、道のかたわらの蛇、小道のほとりのまむしとなって、馬のかかとをかむ。それゆえ、乗る者はうしろに落ちる。主よ。私はあなたの救いを待ち望む。」長年の分断によって日本と韓国、北朝鮮は違う国になってしまっており、現在各国の関係はそこまで良好とは言えません。再び一緒になるかどうかはともかくとして、少なくとも私たちを争わせようとしている勢力の策略にはひっかからないようにしていきたいものです。主よ。私はあなたの救いを待ち望む。
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