フラットアースという言葉を聞いたことはあるでしょうか?私たちの住んでいる世界が球体ではなく平面だとする説で、コペルニクス的転回によって地動説が優勢になった後は過去の思想として見向きもされなくなりましたが、今でも根強い支持者たちがおり、youtube等でたくさん動画を投稿しています。
私は子供の頃から地動説に染まってきた人間だったので、フラットアースの事は知ってはいたものの、面白い発想をする人たちだなと思っていただけで、あまり深く考えたことはありませんでした。しかしyoutubeが2019年にフラットアースに関しての動画を推奨対象から除外する方針を発表したときに、「え、地球って平面だったのか!?」とと思い、真剣に調べ出しました。
しかしこのシリーズではフラットアースについて詳しく説明することが目的ではないので、詳細については割愛します。興味のある方はフラットアースで検索すると色々と情報が手に入るので調べてみて下さい。ここでは世界が平面である可能性があることを示唆するだけにとどめます。というのもフラットアースの真偽について今の私たちは結論を出せないからです。例えばよくフラットアーサーたちの主張に「宇宙から撮った地球の写真は加工されたものだ」というのがありますが、これに関して私たちは肯定も否定もできません。実際に自分たちがロケットに乗って宇宙に行って確認できるわけではないからです。フラットアーサーたちの主張から導けるのは「地球が丸くないかもしれない」という可能性だけです。
どうして私がフラットアースの話をここでしたかというと、youtubeの方針発表を見た時に、漫画HUNTER×HUNTER(以降H×Hと表記)の暗黒大陸のことを思い出したからです。さっそく検索してみると、やはり同じことを考えている方がたくさんいました。
H×Hを知らない方のために説明すると、この漫画の中では上図のように人類が住んでいる世界はメビウス湖の中の限られた領域ということになっています。そして限界海境線には門(門がないところは壁だろうか?)があり門番がいるということになっています。限界海峡線の外には暗黒大陸があり、そこは大変危険な場所で、恐ろしい厄災(リスク)があるが、同時に希望(リターン)もあることになっています。希望(リターン)とは人類にとってすごく便利なレアアイテムのことです。
もしフラットアースとH×Hの設定が現実であったとするなら、どんな可能性が私たちの前に出現するのか、それを考察するのがこのシリーズの目的です。
例えばH×Hの世界では上図のように人類領海域(公式の世界地図)から限界海境線までの間には未開海域があり、新大陸(仮)も存在していますが、それは私たちの世界で言えば南極大陸に相当すると思われます。もしかすると南極大陸というのはフラットアース版世界地図のように、私たちの世界の周りを1周して繋がっているのではなく、複数の大陸に分かれているのかもしれません。この他にも様々な可能性が見えてくるでしょう。
そしてもしかしたら、私たちが見ている地平線の先には、どこまでも続く新世界が広がっているのかもしれません。
次回の記事